Pinterest は “ソーシャル” ではなく “パーソナル”

Pinterest は “ソーシャル” ではなく “パーソナル”

共同創業者の Evan Sharp が、デュッセルドルフにてメディアのインタビューに答えました。その中で「 Pinterest は Instagram などとは異なる」と自分の活用例なども含めて話しました。
今回はインタビューの中から抜粋して、彼にとっての Pinterest とは?といった内容を日本語訳にてお届けします。

 

Pinterest は、「インターネット上で最後のポジティブサイト」と期待されていますが、Facebook などと競合しながら、どのようにその期待に応えていくのでしょうか?

Evan:Pinterest は Facebook や Instagram とは大きく異なります。 Pinterest は “ソーシャル” ではありません。 Pinterest は “パーソナル” な場所です。他の人が何をしているのかを見る場所ではなく、自分が見たいと思うものだけを見て、夢を描くことができる場所です。

 

2010 年の創業以来、過去 10 年近くを振りかえって、Pinterest はどのように変化しましたか?

Evan:Pinterest は、私たちが本当に欲しいと思ったから作ったサービスです。大企業が作りたくて始めたわけではありません。私はニューヨークで建築家として働いていましたが、自分のプロジェクトに必要なインスピレーションやアイデアを保存しておく場所が必要でした。Pinterest は、以前は ウェブサイトでしたが、今では主にアプリが使用されています。 最初は、画像が全てのプラットフォームでしたが、今ではユーザーが( Pinterest を通して)何を実現できるか、が大事です。時間の経過とともに、Pinterest は人々の普遍的なニーズに対応しており、アメリカの人だけでなく、世界中の人々が必要としているツールであることがわかりました。現在、毎月 3 億人以上のユーザーが Pinterest を使っていますが、その半数以上がアメリカ国外のユーザーです。

 

システムの裏で、多くの個人データにアクセスできますよね。例えば、誰がどんなキーワードをいつどこで探しているかなど。インターネット上の匿名性をどの程度重要視していますか?

Evan:その点については、私たちは非常に真剣に考え取り組んでいます。以前は、Pinterest 上ではすべてが公開される仕組みでした。他の人がピンしているものは、誰でも見ることができました。ボードを非公開に切り替えることは、最も求められていた機能の 1 つで、私たちはそれを可能にしました。その当時 Facebook では、誰が何を見ることができるかなど、公開設定の仕組みが非常に複雑だったのを覚えています。Facebook では当時非公開の設定の仕方が 15 種類ありましたが、Pinterest ではパブリック(公開)とシークレット(非公開)の 2 つしかありません。ユーザーは、適切なセキュリティ設定の選択について心配する必要はありません。それを正しく設定することは、サービス提供側の仕事です。私自身も恩恵を受けていて、シークレットボードをたくさん使っています。

 

どんなボードをシークレットで作ってるか教えてもらえますか?

Evan:ああ、それは恥ずかしいですね(笑)。私のアカウントには、長髪の男性の画像ばかりを保存しているボードが 1 つあるんですが、自分が髪を伸ばしたらどのように見えるか疑問に思ってアイデアを集めました。結果的に、想像すると似合わなそうだったのでやめましたが…

 

もともとは建築家でしたよね。コロンビア大学を卒業後、Facebook でプロダクトデザイナーとして働き、最終的に Pinterest を設立する前に何年かニューヨークで働いていましたよね。建築家の仕事は恋しくなりますか?

Evan:すごく恋しくなります。

 

Pinterest を設計するのと、建築の世界を比較して、どこか似たところはありますか?

Evan:何か建物を建てる時には、始まり、中間、終わりがあり、その過程をすべて経るとプロジェクトが完了します。しかしビジネスを構築するのは、ガーデニングのようなもので、いつまでも終わりがありません。ある時点で、自分でブロックを積み上げることから卒業し、今度は他の人がブロックを積み上げ、成長していくための環境を作るのです。

 

Pinterest はあなた自身の行動も変えましたか?

Evan:かなり変えました。まずソーシャルメディアをほとんど使わなくなりました。まだアカウントは残っていますが、全然チェックしなくなりましたね。これは私が SNS をあまり使用しないように気をつけているからというよりも、ソーシャルメディアが自分与える影響を考えた時に好意的な気持ちを持てなかったことが理由です。一方 Pinterest を開くと、ピンからたくさんの刺激を受けて、次に何をしようか考えているんです。ソーシャルメディアのように疲れ果てるのではなく、生き生きと満たされた気持ちになります。皆さんがそうかはわかりませんが、少なくとも私にとっては、スマートフォンが自分にとって健全な存在であるかどうか(そのためにどう使って、どう付き合っていくか)は、とても重要なことです。

 

■Pinterest URL
https://www.pinterest.jp

■Pinterest ダウンロード
iTunes App Store: https://goo.gl/rfp6C5
Google Play: https://goo.gl/yq6rtg
*ともにダウンロード無料

■Pinterest とは
ピンタレスト はアイデアを画像検索するビジュアルディスカバリーエンジンです。
オンライン上の好きなものを集めるツールとして始まり、今では世界中の人々の共通の興味関心事や「何を作ろう?」「何を着よう?」といった日常生活のアイデア探しにパーソナライズされたインスピレーションの提供が可能なグローバルプラットフォームへと成長しました。現在世界中で毎月 3 億人を超えるユーザーがピンタレストの 2,000 億件以上の保存されたアイデアを見ています。カリフォルニア州サンフランシスコに本社を構え、1,900 人以上の従業員がアトランタ、ベルリン、シカゴ、デトロイト、ダブリン、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ポートランド、パリ、サンパウロ、シアトル、シンガポール、東京の支社に勤務しています。