Pinterest Story Vol.11 – "感性を育てる場所"として活用するアーティストの Prius Shota さん

ビジュアルディスカバリーエンジンの Pinterest では世界中のユーザーが好きなものを発見し、それをきっかけに何かを実現しながら、自分に向き合う時間を楽しんでいます。
ユーザーの数だけ、素敵な使い方があります。このコラムでは日本の素敵なユーザーとその Pinterest 活用法をご紹介していきます。
今回はアーティストとして撮影から Web デザイン、空間装飾まで幅広く活躍する Prius Shota さんの Pinterest Story です。
-お仕事について教えてください。
カメラマンとしてオリジナルのスタイルを作っているのですが、そのスタイルで写真を撮って欲しいという方を撮影したり、EC サイトのデザインを手がけたり、ブライダルなどの空間装飾のお手伝いをしたり、デザインを軸として様々な活動をしています。
-Pinterest を使い始めたきっかけを教えてください。
2017 年の 12 月に「 #ビジョンピン2018 」というハッシュタグを Twitter で見たんです。そこで来年の目標をビジュアルで集める「ビジョンボード」という Pinterest の使い方を初めて知りました。ビジュアルで目標を集めるのは楽しそうだなと思って、そこから使い始めたら完全に沼にハマりました笑。
その前から Pinterest の名前は知っていたんですが、使ってはいませんでした。
-その時に作ったビジョンボードについて聞かせてください。
2018 年の 4 月に自分の初個展を吉祥寺で開催することが決まっていたため、2018 年のビジョンボードには個展に関するピンを集めていました。
個展では、一人でディスプレイのデザインまで考えなければならず、アイデアはあったんですが、具体的に決まらずちょっとモヤモヤしていました。そこで「ビジョンボード2018」というボードの中に個展のインスピレーションを貯めていくことで、具体的な方向性を固めることができました。
-Pinterest でインスピレーションを得て、形にしていくプロセスについて具体的に聞かせてください。
最初は Pinterest で「インテリア」などの身近なワードを入れて検索しました。そこから気になったピンの関連ピンなどを辿っていって、自分によりあったイメージを深掘りしていきました。
頭の中のぼんやりとしたアイデアが、どんどんピンを深掘りするうちに形になっていった瞬間に「あ、Pinterest 楽しい!」と思ったのを覚えています。
最終的にはお花のピンのイメージが一番いいなと思い、このピンからインスピレーションを得て、壁に花を飾りました。
-その後は、どんな風に Pinterest を使っていますか?
友人の結婚式の空間装飾を担当した際にも使いました。すごく広い会場で、とにかくまず Pinterest でイメージ集めを開始しました。でもやっていくうちに「これは新郎新婦に直接ピン保存をしてもらったほうがいいな」と考え改め、実際に Pinterest を触ってもらいました。
「クリスマス」がテーマだったので、私の中では緑・赤・ライトなどを当初イメージしていたんですが、直接好きなピンを集めてもらうことで、新郎新婦はもう少しシックな雰囲気をイメージしていることがわかって、とても良かったです。
他者とビジュアルやイメージの話をするときに、言葉だけだとどうしてもミスコミュニケーションが生まれやすいんですが、実際に本人たちの好みを Pinterest で集めてもらうことで、具体的な色合いなどを確認出来て、効率も良く助かりました。
あと、私は Pinterest で日々配色の勉強をしています。実は私、美術の勉強を専門的にしたことがあるわけではないので、Pinterest で色彩感覚を養っているんです。日々の創作活動に活かせますし、何より見ていてすごく楽しくて、全然飽きません!
-Pinterest を使っていて発見した、自分の新たな一面とかあったりしますか?
Pinterest で集めているものを見返してみると、必ず「光・色彩・花」に当てはまるものを自分がピンしていて面白いなって思いました。モノトーンも好きなはずなんですけど...。Pinterest の自分のアカウントを見返すことで「自分らしさ」についても見つめ直すことができています。
-Pinterest を使って、次にどんなことに挑戦したいですか?
今年の秋に、今度は京都で個展をやるのですが、それに合わせて実は「ビジョンボード 2019」を作っているんです。そこにはまず秋の京都のイメージを集めています。個展のテーマは「心に灯す光と色彩のパレット」というものなので、音楽・香り・インスタレーションなどを通して、訪れた人が「癒されました」「心に残りました」といってくれる、そんな個展にするにはどうしたらいいかな、と日々 Pinterest のボードを見ながら考えています。なんども同じボードを見返しながら、ビジュアルだけではなく、流す音楽や香りのことまでイメージしています。
-最後に、 Prius Shota さんにとってズバリ Pinterest とは何でしょう?
まさに"home of inspiration"(インスピレーションの源泉)です。自分の中にぼんやりとあるアイデアを、Pinterest を使うことでより具体的にしたり、自分のアイデアをより広げることができるんです。インスピレーションが泉のように湧いてくる、シャワーのようにインスピレーションを浴びることができる、そんな場所です。
センスって生まれ持ったものもあるのかもしれないけど、私は日々触れているものの積み重ねだと考えています。触れているものがあるからこそ、形にすることができる、そう考えています。私にとって Pinterest とはインスピレーションを吸収し、感性を育てる場所です。
(プロフィール写真撮影: Mari Zaima)
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ピンタレスト はアイデアを画像検索するビジュアルディスカバリーエンジンです。
オンライン上の好きなものを集めるツールとして始まり、今では世界中の人々の共通の興味関心事や「何を作ろう?」「何を着よう?」といった日常生活のアイデア探しにパーソナライズされたインスピレーションの提供が可能なグローバルプラットフォームへと成長しました。現在世界中で毎月 3 億人を超えるユーザーがピンタレストの 2,000 億件以上の保存されたアイデアを見ています。カリフォルニア州サンフランシスコに本社を構え、1,900 人以上の従業員がアトランタ、ベルリン、シカゴ、デトロイト、ダブリン、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ポートランド、パリ、サンパウロ、シアトル、シンガポール、東京の支社に勤務しています。
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